親愛なる管理人の皆さま
こんにちは、『アークナイツ:エンドフィールド』プロジェクトチームです。「ベータテスト」以来、管理人の皆さまからお寄せいただいた貴重なご意見やフィードバックをもとに、さまざまな改善や調整を重ねてまいりました。また、ゲーム体験をさらに向上させるため、多くの新規コンテンツを追加しています。まもなく「ベータテストⅡ」が開始されるにあたり、これまでに実装された主な変更点や新たに追加されたコンテンツについてご紹介いたします。
「地域建設」システムを新たに追加
「ベータテストⅡ」では、新たに「地域建設」システムを導入されました。タロⅡでの探索、生産、取引が互いに連動し、管理人がエンドフィールド工業で積み重ねた成果が、タロⅡの環境変化としてより直感的に反映されるようになります。
地域取引券
地域建設レベルを上げる過程で、探索、拠点取引、配達依頼など、さまざまな方法を通じて新しい資格証「地域取引券」を獲得できます。
地域建設システムの最重要アイテムである「地域取引券」は、オペレーターに必要な装備の製作、各種重要物資との交換、集成工業エリアの強化などに使用できます。これにより、各地域での探索や建設が、より大きな成果として管理人に還元されます。
多様化した地域コンテンツ
タロⅡの探索の旅に、地域特有のさまざまな交流コンテンツを追加しました。他のプレイヤーと協力することも、1人で完結させることもでき、地域建設の体験がより豊かで多彩なものになります。
たとえば、価格変動を読みながら利益を狙う、戦略性に富んだ「商品取引」を体験できたり、「保管ボックス」を利用して輸送依頼の受注や委託を行う配達を楽しむこともできます。
そして新たな地域「武陵」では、より個性的なコンテンツが管理人を待ち受けています。
拠点経営サイクル
「ベータテストⅡ」では、「拠点」モードのサイクルロジックも改善しました。管理人は取引によって拠点で獲得できる地域取引券を使い、拠点をレベルアップならびに拡張し、拠点の生産能力を高めることができます。これによって工業を発展させ、より多くの品物を製作して拠点に供給できるようになり、生産と収益増加の好循環を実現します。

地域建設レベルと収益
さまざまな手段で地域建設値を蓄積していくことで、地域建設レベルを上げることができます。地域建設レベルが上がると、開発を進められるだけでなく、より多くの機能が解放されます。その過程で、豪華な報酬を獲得することもできます。

図面システムを新たに追加
集成工業システムの計画や建設をよりスムーズに行えるよう、今回のテストでは「図面」システムが新たに追加されました。各種図面を入手して使うことで、生産ラインを効率的に構築できるようになり、タロⅡ各地域の発展をさらに加速させることができます。
システム図面
一部の模擬空間を完了すると、対応する製品の「システム図面」を入手できます。「システム図面」は、基礎生産から複雑な作業ラインまで、幅広くレイアウトが用意されており、そのまま使えば短時間で機能が完全な自動化生産ラインを構築できます。

図面の作成と共有
システムの既存図面に加え、自身の生産ラインも「保有図面」として保存し、ゲーム内外のプレイヤーに共有できます。さらに、図面共有コードを使えば、他のプレイヤーの図面を直接取得することもできます。参考にするにせよ、直接利用するにせよ、生産計画の効率を大幅に向上させられます。
武陵特有の工業システムを新たに追加
「ベータテストⅡ」では、「武陵」地域は「液体」を中心とする独自の工業システムを導入し、さらに新たな概念「息壌」を取り入れることで、他にはない工業的な体験をもたらします。
「息壌」素材と工業技術
武陵特有の素材である「息壌」は、この地域独自の設備「天有洪炉」を通じて生産できます。「息壌」は地域の探索に役立つだけでなく、武陵独自の工業設備やオペレーター装備の製造にも使用できます。
電力供給設備の自動接続
「息壌」という画期的な工業技術により、「息壌中継タワー」または「息壌送電スタンド」を設置すると、範囲内の協約核心や他の息壌電力設備に自動で接続されます。これによって、手動での電力輸送が不要となり、電力供給のプロセスが簡略化されます。

倉庫連結ハブの改善
「ベータテスト」では、倉庫連結ハブは特定の場所にしか設置できず、これにより集成工業エリアのレイアウトが一部制限されていました。「武陵」地域では、「倉庫連結ハブ基礎」を起点として「倉庫連結ハブ部品」を使うことで倉庫連結ハブを柔軟にレイアウトできます。
共有設備を新たに追加
探索を進めるうちに、タロⅡで他のプレイヤーが残した共有設備を見つけることがあります。メッセージを伝える「伝言ビーコン」、地形を横断する「ジップライン」、倉庫のアイテムを出し入れする「倉庫中継ボックス」など、先行者の足跡が後から来るプレイヤーの大きな助けとなります。
また、管理人自身が設置した「共有設備」もフレンドと共有して使用でき、他のプレイヤーのマップに出現することもあります。こうした共有設備は管理人の皆さまをつなぐ重要な絆となるでしょう。

その他の工業コンテンツの改善
前回のテストで管理人の皆さまから寄せられたフィードバックをもとに、一連の改善を行いました。その中でも、重要な内容をいくつかピックアップしてご紹介いたします。
模擬空間解放ルール
今回のテストでは、模擬空間の解放ルールを改善しました。各工業計画を解放すると、その計画内の模擬空間が同時にすべて解放され、興味のある工業技術をより自由に学習できるようになります。
レシピ詳細画面のアラート
レシピの詳細画面に「アラート」機能を追加しました。生産ラインで異常が発生した場合、レシピ詳細画面でアラートと推奨解決策が表示されます。

一括選択モード
既存の生産ラインの「図面保存」「複製」「移動」「収納」などの操作をまとめて行える新機能「一括選択モード」を追加しました。「一括選択モード」を通じて複雑な生産ラインを速やかに設置または調節することができ、工業生産の大規模化を実現できます。
生産ラインの物流装置
「通過制御口」と「パイプ通過制御口」を新たに追加しました。これにより、ベルトコンベアやパイプを通過できるアイテムや数量を正確に制御し、生産ラインをより精密に管理できるようになります。
皆さまから寄せられた戦闘システムに関するフィードバックを真摯に整理・検討し、戦闘体験の詳細な調整とブラッシュアップを行いました。戦略的な奥深さを維持しつつ、戦闘の滑らかさや操作性、戦略の多様性をさらに向上させることを目指しています。今回のテストにおける主な変更・改善ポイントは以下の通りです。
戦闘パフォーマンスと戦闘体験の改善
戦闘全体のパフォーマンス、操作性を改善するとともに、複数の新機能を追加しました。
モーション:一部オペレーターの攻撃およびスキルモーションを再制作しました。大部分のオペレーターのモーションの連続性と連携タイミングを調整しました。敵が攻撃を受けた際のモーション表現を改善しました。

エフェクト:大部分のオペレーターの攻撃およびスキルエフェクトを強化しました。一部オペレーターの攻撃およびスキルエフェクトを再設計しました。敵の攻撃予備動作時のエフェクト表示を改善しました。
視点:戦闘時の各種視点移動を改善し、連携技発動時の画面のパフォーマンスを強化しました。
「ブレイク点」システム:一部の強敵に「ブレイク点」システムを新たに追加しました。敵のブレイク値が一定量蓄積されると、敵の行動が中断され、攻撃や戦術変更を行う貴重なチャンスを作り出します。
その他:戦闘時のUIとボタン表示を改善しました。また、戦闘UIのカスタムキー設定が行えるようになりました。
基本システムの改善
「物理異常」と「アーツ異常」という2種類の異常状態の基本システムを再設計しました。
物理異常:「クラッシュ」重ね掛け回数システム(最大4回)を新たに追加しました。「浮遊」と「転倒」効果は「クラッシュ」を重ね掛け可能です。「猛撃」と「破砕」効果は「クラッシュ」重ね掛け回数を消費し、異なる強力な効果を発動します。

アーツ異常:「アーツ付着」段階数システム(最大4段階)を新たに追加しました。敵に同種の「アーツ付着」を付与すると「アーツ爆発」が発生し、「アーツ付着」の段階数が蓄積されます。その後、別の種類の「アーツ付着」を付与すると、それまでのすべての「アーツ付着」を消費し、異なるアーツ異常効果が発動します。

これらに加え、オペレーターの職業システムを見直し、大部分のオペレーターのスキル、素質などを再設計しました。
異常状態を柔軟に活用して敵の力を削いだり、オペレーターの連携技を組み合わせながら、より自由に独自の戦略を組み立ててください。
回避操作の改善
オペレーターは短時間内に連続して2回の回避が可能になり、回避動作で通常攻撃の連撃がリセットされなくなりました。これにより全体的な攻撃リズムがよりスムーズになります。また、敵の攻撃が命中する瞬間に回避に成功すると、「ジャスト回避」が発動し、消費したスタミナの一部が返還され、「戦技ポイント(SP)」を少し回復します。

チームメンバーAIの改善
各チームメンバーがより頼もしい仲間となるよう、今回のテストではチームメンバーAIの設計を改善し、多様な連携動作を新たに追加しました。これによって、チームの連携がよりスムーズになります。
チームメンバーAIの戦闘中の攻撃行動を改善し、さらに多様な追加行動動作を新たに追加し、その動きがより自然で連続的に見えるようにしました。
チームメンバーAIはリアルタイムの戦況に基づき、装備済みの戦闘補助アイテムをより適切に使用して管理人を支援します。
チームメンバーが戦闘時に発するボイスを改善し、没入感を高めました。
新規補助機能
オペレータータグシステム
各オペレーターの戦闘特性に基づき、「オペレータータグ」システムを新たに追加しました。これにより、各オペレーターが得意とする戦闘スタイルをより直感的に理解できるようになりました。
オペレーター訓練
★5および★6の各オペレーターには、専用の訓練ステージが用意されています。実戦形式の訓練を通じて、各オペレーターの戦闘特性や使用テクニックをより短時間でマスターできます。
ゲームツール
ゲームツールも用意しました。これにより、他のプレイヤーのチーム編成案や戦闘コンセプトを見ることができるようになりました。自分に合った戦闘チームをより短時間で編成し、さまざまな挑戦に容易に対応できるようになります。
タロⅡにおける探索体験をより向上させるため、ステージの内容をさらに充実させ、マップ機能の実用性を高めました。
新規追加地域の環境とコンテンツ
各地域の特徴的な環境を中心に、多様でユニークなコンテンツを用意しました。四号谷地での探索やメイン任務の体験を最適化し、さらに前回の探索コンテンツを調整しました。

一方、武陵地域では「液体」を特徴とする工業システムに基づき、さらに多くの関連ギミックを追加しました。管理人は「噴射ドローン」を使って噴射を行い、特定の装置を解除したり、動的侵蝕を取り除いたりできます。
さらに、より多くの種類の生物や敵を追加し、その行動パターンを豊かにすることで、タロⅡの環境をよりリアルで多層的なものにすることを目指しました。

シーングラフィックの改善
ストーリーとコンセプトデザインを組み合わせ、タロⅡの各地にユニークな景観を新たに複数追加しました。任務が進むにつれ、こうした景観は予期せぬ変化を遂げます。また、一部の象徴的な建物のグラフィックも改善し、視覚的な美しさと実用的機能を両立させました。
新たに探索サポート機能を追加
「探知機」と「コンパス」を購入できるようになりました。それらを使用すると、一定範囲内で未発見の資源箱またはオーリレンをマークでき、探索をサポートしてくれます。
オペレーターに大量のボイスとモーションを新たに追加しました。探索中、オペレーターたちがより適切なタイミングで進行方向を示し、アイテムの収集を積極的に手伝うようになり、管理人がこれまで以上に探索と冒険に集中できるようになりました。
ストーリー体験が管理人の皆さまにとって重要であることは深く理解しています。そのため、ゲーム全体のストーリーに詳細なブラッシュアップと改善を行いました。
ストーリーコンテンツの改善
前回のテストで管理人の皆さまからいただいた貴重なご意見に基づき、メインストーリーとサブストーリーを改めて整理し、物語のテンポとキャラクター設定に多くの改善を行いました。たとえば、「ベータテストⅡ」では、これまでとはまったく異なる「武陵」編のストーリーを体験できます。上記内容の変更に伴い、関連する演出アニメーション、音声や効果音も大幅にアップデート・再制作されました。
演出効果の改善
より多くの視点移動や言語・キャラクターモーションを新たに追加しました。これにより、3D演出の強みを最大限に活用し、オペレーターのイメージをより生き生きと描写させます。また、多くのサブ任務に充実した演出コンテンツを追加し、その感情表現をより豊かで躍動感あふれるものにしました。
引き続き、ストーリー演出表現をブラッシュアップし、より没入感のある映像体験をお届けいたします。
フレンドと応接室システム
フレンドシステムに各種機能を追加しました。管理人は帝江号に新設された「応接室」で、武器、人事記録を自由に並べたり、勲章を展示したりして、自分のコレクションや実績をフレンドに共有できます。同時に、フレンドの応接室を訪問し、彼らの入念なレイアウトを見学したり、フレンドの帝江号の船室に生産サポートを行うことが可能になります。

写真撮影システム
写真撮影システムで視点を自由に制御することで、一人称視点と三人称視点の切り替え、焦点距離や絞りなどのパラメーターを調節できます。また、フィルター、集合写真の立ち位置、ステッカーなどの機能を使用して、タロⅡでの素晴らしい瞬間をすべて記録できます。
勲章システム
ゲーム内クエストのクリア、地域建設目標の達成、戦闘チャレンジのクリア、プレイヤー間交流など、さまざまな方法を通じて、勲章報酬を獲得できます。さらに、獲得した勲章はより高いレベルに改鋳したり、加工を施したりして、その外観を変化させられます。これにより、タロⅡでの管理人の実績が記録されていきます。

階層別マップとマーカー
今回のテストでは、階層別マップ機能を新たに追加しました。マップ画面で現在のエリアの階層の切り替えや確認が可能になり、複雑な地形での方位識別が容易になります。また、マーカー機能も解放され、いつでも重要な位置を記録でき、地域探索がよりスムーズに行えるようになります。

管理人の身分変更
帝江号の特定の船室「静止中枢」では、専用設備「協約特異点」を通じて管理人の身分を変更できます。

コントローラーモード
今回のテストではコントローラーモードを新たに追加しました。より多彩かつ柔軟な操作オプションを提供したいと考えております。現在、PC版とPS版のいずれでもコントローラーモードに対応しています。モバイル版のコントローラーモードは開発中のため、今回のテストではご利用いただけません。ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
「ベータテストⅡ」では、各モバイル端末、PC端末、PS端末の異なるプラットフォーム特性に対応するため、それぞれに合わせた操作方式をカスタマイズしました。これにより、各プラットフォームのプレイヤーがより適した操作体験を楽しめるようになると考えています。
初めてのマルチプラットフォーム対応とパフォーマンスの最適化という課題に対し、継続的な技術革新とプロセスの改善を行い、管理人の皆さまにスムーズで安定したゲーム体験をお届けできるように努めています。テスト期間中、ご意見やご要望がございましたら、お問い合わせまたはアンケートによりお知らせください。ご理解とご協力に感謝申し上げます。
世界中の管理人により自然なローカライズ体験を提供するため、ゲーム内テキストに全面的な改善を行いました。
まず、すべての言語のゲームテキストについて全体的な修正を行い、文の構造や表現方法を改善し、現地のプレイヤーの言語習慣により適合するようにしました。さらに、日本語の重要な専門用語や固有名詞には読み方の注釈を追加し、管理人がゲーム内の各種概念や設定をより正確に理解できるようにしました。
今後も引き続き管理人の皆さまのご意見に耳を傾け、ゲーム内のローカライズ品質を継続的に向上していきます。
今回の開発通信で紹介した内容以外にも、さらに多くの新システム、新キャラクター、新コンテンツが鋭意開発中となっています。まもなく「ベータテストⅡ」で管理人の皆さまにお披露目される予定です。
現在のテストバージョンは、引き続き最適化と改善を行っております。テスト中に問題や不具合などを遭遇された場合は、ぜひご報告をお寄せください。皆さまからのフィードバックやご意見に耳を傾け、より良いゲーム体験をお届けできるよう努めてまいります。
タロⅡで皆さまと再会できることを楽しみにしております。引き続き、『アークナイツ:エンドフィールド』をよろしくお願いいたします。
『アークナイツ:エンドフィールド』プロジェクトチーム